堪忍袋の緒が切れた秘書は、診断書をもらい、6月頭に被害届を提出。捜査の妨げにならないよう勤務を続けていたが、この7月に石崎議員に蹴りを食らわせられる事件が起きて事務所を辞めたと告白している。
石崎議員は7月23日に報道を認めて謝罪。議員活動を当面自粛するという。
この件では石崎議員に厳しい声ばかり。自民党新潟県連の高取修一会長は「看過できない出来事。まずは公の場で本人から説明してもらい、県連としての対応を取りたい」と述べ、県連は離党勧告や除名を含む厳正な処分を出すよう党本部に求める方針を決めた。
追い打ちをかけるように、石崎議員には『週刊文春』からも新たな“砲撃”が放たれた。7月25日発売の同誌によれば、石崎議員は今年4月30日、日本のインターナショナルスクールで美術教師として働く傍らビジネスマンなどに英語を教えている東欧出身の女性に“買春”を持ち掛けていたというのだ。
この一件に対し、ネットからは、
《よくお金払えばやれるとかいう考えのゴミ男がいるけど どうしたらお金と性が結び付くと思うんだろうね。気持ち悪過ぎる》
《パワハラ&売春だなんて、最低》
《さようなら〜 二度とその面見せないでね!》
《モラハラチックな爬虫類顔》
などと非難が殺到。当然ながらかばう声は皆無だ。
石崎議員は2012年に大量の初当選議員が誕生した“魔の三回生”と揶揄されるうちの1人。同期には未公開株取引での金銭トラブルを報道された武藤貴也氏、不倫を報じられて議員辞職した宮崎謙介氏。さらに秘書への暴言や暴行を報道され「このハゲー!」で一躍有名になった豊田真由子氏や、女性問題を報道された中川俊直氏などがいる。他には不倫報道された中川郁子氏と門博文氏も同期の間柄。不祥事だらけの“魔の三回生”は、初当選時は116人と一大勢力を誇ったが、現在は81名と7割ほどに減少。今回の不祥事で石崎氏も議員辞職は避けられない事態に追い込まれたので、また1人永田町から去ることになる。
活躍よりも不祥事ばかり話題になる“魔の三回生”に自民党はどんな教育をしたのだろうか? 一度聞いてみたいものだ。