麻生総理の日本語を理解するのは実に難しいと痛感。例の自民党の党役員人事は「現時点では考えていません」と否定しておきながら、翌日には「しかるべき時に、しかるべき方を…と前から考えていました」と報道陣にコメント。現時点ではが、前から考えていたに1日で変化。子どもたちはニュースを見て大人へと成長します。日本語が乱れることを、日本のトップに立つ方は、いかがお考えなのでしょうか。
さて、先週の福島競馬は、この梅雨の時期にしては珍しく土、日曜とも良馬場開催。ところが、今週は土、日曜とも前線が通り、傘マーク。福島競馬場独特の馬場コンディションに変化する可能性があります。
福島の土曜のメーンは1600万による「阿武隈S」(芝2000メートル)。昨年は最後方を進んだブレーヴハートが直線ものすごい末脚で見事な一気差し。3連単が56万円台の大波乱。今年もこの手がありそうです。
人気の中心はゴールデンダリア。前走の湘南Sは実に1年9カ月ぶりの実戦ながら、好位置からしぶとく流れ込み0秒4差5着。さすがダービー6着、セントライト記念2着の実績馬。ひと叩きした今回はアッサリと思われがちですが、一戦一戦に全力投球型の馬だけに、2走目の反動がどうしても気掛かりです。
そこで、期待したのは2カ月余りじっくりと間隔を取って、入念に乗り込んできたアヴェンティーノ。今年初めに1000万を勝ち上がって1600万入り。そして、前走のメルボルンTで3着。不良馬場の2000メートル。優勝はホワイトピルグリム。先日の金鯱賞でサクラメガワンダーの0秒2差3着と力走した成長株。ゆえにこのホワイトピルグリムと0秒2差は大収穫。しかも菊花賞3着、阪神大賞典で際どい3着だったナムラクレセントに先着したのですから、大いに胸を張れるものです。
全4勝中、3勝が今回と同じ2000メートル。ベストの距離です。不良馬場で3着だった前記の内容からも道悪は問題なし。藤田騎手から内田騎手にバトン。最高の舞台設定となりました。