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ビートたけし 原爆犠牲者たちの気持ちを主張「一番たまらないのは一般市民」

 29日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」でビートたけしが、第二次世界大戦時に米国が投下した原爆によって、数多くの一般市民が犠牲になったことに対して、被爆犠牲者の気持ちを主張した。

 27日、アメリカのオバマ大統領は現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問。平和記念公園の原爆慰霊碑に献花し、目を閉じて祈りを捧げた。そして、日本だけでなく世界に向けて、核廃絶のメッセージを発信した。

 最初にたけしは、「アメリカ的な理由で言えば、日本の本土決戦になった時の両方の死傷者の数を考えれば、あれで終わらした方がいいいっていう意見があったり、国際的に言えば、スターリン(ソ連)に対するアメリカの核武装の凄さを早めに共産圏に対する見せつけだって…、色々とありますけど…」と第二次世界大戦の歴史的な見方を説明。

 そして、「一番たまらないのは一般市民ですよね」と犠牲者の気持ちを主張し、「小さな子供がいきなりドンッとされたのが、それが一番の現実だからね」と語った。

 最後に、「だから政治家ってのは、戦争って国民を死に向かわせるということまでの権限を持つということを、政治家の皆さんは考えてもらわなければね」と全世界の政治家に向けて強く戒めた。

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