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家賃50万円に住む美人薬科大生が昏睡強盗に及んだ“?”な理由

 男というものはいくつになってもスケベ根性が抜けないものらしい。男好きする女子大生に甘えられて“手作りチョコ”なんぞ渡されたものなら、舞い上がってゴロゴロにゃんで速攻食べてしまう。そんな男心を逆手に取った女子大生が昏睡強盗容疑で逮捕された。

 「いい年してお金にものを言わせて遊んでいる、変態オヤジたちを懲らしめるためにやりました」
 昨年、宮城県警に昏睡強盗容疑で逮捕された際、こう供述した元東北薬科大6年の小浜翠被告(24)の2回目の公判が8月16日、仙台地裁で開かれ、手口の詳細が明らかになった。
 「小浜被告は昨年6月3日夜、仙台市青葉区の居酒屋で、出会い系サイトで知り合った県外に住む55歳の男性会社員に睡眠薬を混ぜた“手作りチョコ”を食べさせた。さらに男性が眠り込んだところを見計らい、財布から25000円とクレジットカードを盗んだ疑いが持たれている。同月26日に逮捕された時には、すでに現金計約100万円を引き出しており、その金は美容整形に使うつもりだったというのです」(捜査関係者)

 カードの暗証番号は、「朦朧とした被害者にしなだれかかって聞くとすぐに教えてくれた。それ以外は運転免許証の生年月日から推測して知った」と供述している小浜被告。自宅の家宅捜索では、この会社員の他、男性名義9人分のクレジットカード10数枚と複数の睡眠薬が押収され、この9人のうち3人については、すでに同じ罪ですでに追起訴されている。

 被害者は40代から60代の中高年ばかり。まさに“甘い罠”で懐を狙った悪質なものだが、周辺の話からは、そんな犯行内容からかけ離れた小浜被告の私生活が浮かび上がる。
 「秋田県出身の彼女は地元の高校を卒業後に東北薬科大に入り、今年春には卒業の予定だったんです。お父さんもクリニックを経営していて、彼女が借りていたタワーマンションの部屋は天然温泉付きの最上階で、家賃は月50万円だったとか。父親からの送金も相当あったみたいで、お嬢様という感じだった。美人だったし、何の不自由もなかったように見えましたが…」(同級生)

 検察の冒頭陳述によれば、犯行に使われた手作りチョコは、小浜被告が即効性の高い睡眠薬を父親に頼み送ってもらったものを、砕いて混入させたものだという。
 小浜被告は動機について「中国人女性などが昏睡強盗で捕まったというニュースを見て私ならもっとうまくやれると思った」、「現金化するところまでを一連のゲームと考え、完了してクリアと感じるのがたまらなかった」とも述べている。

 かく言う私も先日、早朝4時新橋の立ちん坊に「おいしいお水を飲みなさい」と誘われ、うかつにも飲んでしまった。ご想像の通り10分後には意識がなかった。もちろん、目覚めた時には財布から9万1千円が消えていた。なぜか千円だけ残っていたのは「電車賃よ!」の優しさ? だったのか…なんとも情けない。
 世の御同輩、甘い言葉にはご注意を!

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