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クイーンS(JpnIII 札幌芝1800m 17日) 桜花賞馬の実力見せる! レジネッタが万全の態勢

 今春のGI戦線で最も度肝を抜いた走りを見せたのがレジネッタの桜花賞だった。
 12番人気とノーマークの存在だったが、強烈な伸びでゴール板を真っ先に駆け抜けた。続くオークスでも最速の上がり(3F35秒2)を駆使して3着を確保。GI勝利がフロックでないことを証明した。

 その後は京都・宇治田原優駿ステーブルを経由し、北海道・新冠へと放牧へ。じっくり休養してこの戦いに備えてきた。「前走後は疲れを取るのに重点を置いた。休ませたおかげで体に幅が出てきたし、落ち着きも出ている。今は馬体もふっくらして状態はとてもいい」と浅見助手は充実ぶりを強調する。
 クイーンSからの始動は予定通り。2004年のヤマニンシュクル(桜花賞3着、オークス5着)同様、ここをステップに秋華賞へ向かうのが浅見厩舎の3歳牝馬の既定路線だ。
 「ここまで十分にケイコを積んできたし、仕上がりはすごくいい。今回は初の古馬相手になるけど、終いの切れならヒケを取るとは思わない。秋につながる競馬をしてほしい」
 クイーンSは秋華賞のその先、エリザベス女王杯へ向けての試金石ともなる一戦。桜の女王の新たなる戦いが始まる。

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