「7月スタートのドラマは、季節的に視聴者が家にいない時間が多いこともあり、苦戦は必至。キムタクあたりは、しっかりそれを計算して1月か4月スタートのドラマしかオファーを受けません」(テレビ誌記者)
7月スタートのドラマはとにかく、視聴率が悪い。20%を獲得したのはフジテレビ系の織田裕二主演の月9ドラマ「太陽と海の教室」と山下智久主演の「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜」のいずれも初回のみ。「合格点と言われている13%をとったのも数本に過ぎない」(同)という状況だ。中でも完全な“負け組”となったのが反町ドラマだ。
「初回は12.4%とまずまず。しかし、第2話で6.8%に半減。第6話では4.6%にまで落ち込むなど、最終回までずっと一ケタに低迷したまま。8月は北京五輪と重なったが、それにしても悪かった」(テレビ朝日関係者)
実は、このドラマで反町は俳優として偉業を達成している。このところ、“低視聴率男”と呼ばれていたこともあり、絶対に数字を取りたかったという。
「今回のドラマで反町はテレ朝、フジ、日テレ、TBSの民放4局での連ドラ主演を達成したんです。それだけに、意気込みはかなりのものでした。普段は出ないバラエティー番組に出演し、PRしたりしましたが、効果はなかったようです」(同)
ドラマは、実際にロト6で大金持ちになった久慈六郎さんのノンフィクション作をもとに制作された。
「初回でロト6を当てて、残りは当てた金をどうするか。なんとなく、先が見えてしまい、視聴者をひきつけるものがない。視聴率アップのためか、原作者をワイドショーに出演させ、波乱万丈の人生を語らせたり、ゲストで話題の鼠先輩を出演させたりしたが、数字に反映しませんでした」(芸能記者)
反町がどの局のどんなドラマで巻き返すのか注目される。