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しっかり自分の権利を主張し始めた佐村河内守氏

 謝罪会見を行ったものの、いまだにゴーストライター問題で渦中の佐村河内守氏だが、代理人を通じて日本音楽著作権協会(JASRAC)に接触し印税に関する話し合いをして著作権を主張する意向であることを一部スポーツ紙が報じている。

 ゴースト作品の著作権をめぐっては、佐村河内氏のゴーストライターをつとめていた新垣隆氏が先月6日に行った会見で著作権を放棄する意向を明かした。それに対し、佐村河内氏が今月6日の会見で、曲について「新垣さんは自分の物のように言っているが、私の設計図に基づいている」と開き直りとも思える発言をしていた。

 記事によると、JASRACには103曲で佐村河内氏が作曲者として登録されているが、問題発覚後、印税の支払いは凍結中。しかし、先日、代理人に就任した弁護士とJASRACサイド双方が接触していることを認めたという。

 代理人は著作権について話し合っていく意向だというが、作曲者が違うということになれば印税の返還の可能性もありJASRACは「103曲のうち、どれを作って、どれを作っていないのか代理人と話し合います」とコメントしている。

 「代理人の就任は、佐村河内氏が会見で明かした名誉毀損で新垣氏を提訴するためだと思われていたが、真の目的は著作権についてのJASRACとの交渉だったのでは。作曲者には6%の印税が入るため、約18万枚を売り上げたアルバム『交響曲第1番 HIROSHIMA』では約3000万円、そのほかの作品も合わせ、佐村河内氏の懐にはすでに2億円以上が入ったと言われているが、今後、音楽活動で稼ぐことはできないので、将来に向けた“保険”として何としても著作権収入を得たいところなのでは」(音楽関係者)

 まだまだ騒動収束までは時間がかかりそうだ。

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