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大阪・日本橋裏DVD店摘発余波

 7月7日、大阪・日本橋の裏DVD店に摘発が入り、経営者がわいせつ電磁的記録媒体有償頒布目的所持容疑で大阪府警に逮捕され、裏DVD約10万4000枚が押収された。

 今や裏DVD販売はネット販売が主となっているが、日本橋では電気街『でんでんタウン』の裏通りを中心にビルの一室に店舗を構え、堂々と看板を出し売られていた。そのため愛好家の間では、日本橋の裏DVDはアニメおたくやメイド店と並ぶ“日本橋の三大名物”の扱いを受けていたほど。
 「摘発を受けた店の価格は1枚500円で、1日10万〜15万円を売り上げていた。他店もそうですが、仕入れはネットからのダウンロードが中心。違法DVDが簡単に手軽に買えるという状況はどう見ても異常であり、摘発は時間の問題と見られていたのです。今回の大規模店の摘発の影響を受け他店も撤退しましたから、日本橋の裏DVD店は、ほぼ壊滅状態となりました」(風俗記者)

 しかし、地下鉄・恵美須町駅の周辺では、夕方ともなれば、今でも“愛好家”らしき男性がDVD店を探してうろつくという異様な光景が続いている。
 「モノの中身がネットからのダウンロードが中心なら、何も裏DVDを買わずともと思われますが、客はシニア層も多いので成り立っていた。客がいる限り、そのうち凝りずに再開するのでは」(地元記者)

 今回の摘発で早々に店じまいをした店主は言う。
 「ここまで摘発が進んだら、しばらくは店を出せない。しかし相変わらず需要はあるし、在庫も大量に抱えたままや。今店を出したら儲かるのは確実なんやけどな、逮捕されるのも確実やから静かにしとく」

 このまま地下に潜るのか、それとも形を変えて復活するのか。最近では外国人観光客までもが買い求める“日本橋名物”の今後が気になる。

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