◎ヒルノダムール
○ウインバリアシオン
▲ロードオブザリング
△ダークシャドウ
△トーセンラー
昨秋のフランス遠征から戻った後は、疲労からか馬体減りが顕著。調整にかなり手間取り、有馬記念でも天皇賞・春に比べて8キロ減での出走が精一杯だった。しかし、この中間は馬体がふっくら。大きな上積みが見込める今回は本来の走りが見られるはず。メンバー中唯一のG1馬だけに、普通に考えたら負けられないところだ。実績面から、当面の相手はJC(5着)以来のウインバリアシオンと、天皇賞・秋(2着)以来のダークシャドウか。ともに一息入れての実戦で本調子手前なのは確かだが、距離、コース適性を考えてウインを上位にとった。本格化著しいダークも魅力だが、府中のイメージが強すぎて右回りの今回は少し狙いを下げた。穴に面白いのは、ロードオブザリング。まだ条件馬の身だが、昨年の京都記念でトゥザグローリーの0.5秒差5着しており、素質的にはオープンでやれる馬。厩舎の話では、まだ背中とか腰が少し緩いとのこと。明け5歳となるが肉体的にまだまだ成長途上であり、体がパンとしてくれば当然ながら競馬ぶりも変わってくる。この馬の伸びしろに賭けてみたい。前記4頭に、菊花賞で良いところをみせたトーセンラーを加えて馬券を組み立てたい。
【馬単】流し(9)軸(1)(4)(5)(7)
【3連単】フォーメーション(9)→(5)(7)→(1)(4)(5)(7)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。