当時、業界では“木村拓哉を除く4人のメンバーが芸能界から干される”という情報が飛び交っていたが、テレビ朝日の早河洋会長は「タレントやアーティストは視聴者の支持がなければ活躍できない。事務所が強ければ成功するものではない」と暗に同事務所を批判。香取、草なぎ剛、稲垣吾郎を擁護する発言をしたことでファンから喝采を浴びた。
「ところがその後、“朝改暮令”でテレ朝はジャニーズに急接近した。今年秋のフジテレビ月9ドラマで予定されていたキムタクの主演話がなくなるや、急遽、来年1月からの木曜ドラマでの起用を決定。加えて、ジャニーズの幹部でもある東山紀之を、10月から始まる報道番組『サンデーLIVE』のキャスターに抜擢した。しかし一方で、香取の『SmaSTATION!!』については9月いっぱいで打ち切る。『スマステ』は後番組がドラマになることから、収録期間を考えてもかなり前から決定していたということです」(テレビ関係者)
その背景について、某民放プロデューサーはこう説明する。
「ジャニーズを実質的に仕切る藤島ジュリー景子副社長が、早河発言に激怒したんです。しまいにはジャニタレを『ミュージックステーション』から引き上げるとまで言い出したことから、テレ朝は関係修復のために香取の番組終了と、キムタクのドラマなどを決めた。香取にすれば、信じていたテレ朝に裏切られたも同然です」
ジャニーズ事務所は追い打ちをかけるように、8月26日に放送された“スマステ”の時間帯に、『24時間テレビ』内で嵐のコーナーをぶつけてきた。
「同じ事務所のタレントを裏番組でかぶらせるなどありえない話で、明らかに“香取潰し”。香取は退所後、元マネージャーのⅠ女史が受け入れるとの情報も流れているが、I女史の中国ビジネスは進んでいないという。このままでは業界に嫌気がさした香取が引退するのではと、周囲はヒヤヒヤしているんです」(芸能関係者)
『ジャニーズ事務所』という、長い物に巻かれた『テレ朝』。残るフジテレビの『おじゃMAP!!』も年内打ち切りが噂されているが、せめてフジテレビだけでも香取を救ってやれないものか。