◎トゥザワールド
私のような昔からの競馬ファンにとって、弥生→皐月→ダービーのローテは牡馬クラシックの「王道」。近年は傾向が変わってきているものの、それでも皐月賞の最重要TRは本番と同じ舞台の弥生賞と考える。
今年の最注目は現在3連勝中のトゥザワールドか。軌道に乗ってからは黄菊賞をレコードV、そして2か月半の休養を挟んでの若駒Sを14キロ増の馬体で楽勝。2歳時に比べて実が入った印象で大物感が増し、クラシック候補の一頭となった。4連勝でここを通過するようなら、皐月賞でも重い印が並ぶだろう。レースぶりに注目したい。
ラジオNIKKEI2歳Sを制したワンアンドオンリーと京成杯の2、3着、キングズオブザサン、アデイインザライフの3頭が当面の相手か。いずれも末脚がしっかりしており信頼性の高いレースが期待できる。きさらぎ賞3着のエイシンエルヴィンも、トーセンスターダム、バンドワゴン相手に健闘しておりここでも食い込む余地十分。
【馬単】流し(10)軸→(3)(6)(8)(11)
【3連単】フォーメーション(10)→(3)(6)(8)(11)→(3)(6)(8)(11)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。