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エリザベス女王杯 府中牝馬S快勝のムードインディゴが古馬の意地見せる

 若い娘には負けていられない。下半期の牝馬ナンバーワンを決める「第34回エリザベス女王杯」(GI、京都芝2200メートル、15日)はブエナビスタ、ブロードストリートの3歳馬に人気が集中している。しかし、古馬陣も黙っていない。特に府中牝馬Sを快勝したムードインディゴがますます快調だ。陣営も大一番を前に闘志をみなぎらせている。

 まさに秋女と呼べる活躍だ。昨年の秋華賞(2着)、ローズS(2着)での上位争い。そして今年も秋初戦となった府中牝馬Sを快勝した。ムードインディゴは3戦して掲示板にすら載れなかった今春に比べると、別馬のような走りを披露している。
 友道調教師もこの変ぼうぶりには驚きの表情を浮かべる。
 「結果が出なかった春も具合そのものは悪くなかったんだけどね。でも、なぜか走るのはいつもこの時期。本当に不思議な馬だよ」
 前走・府中牝馬Sでは後方待機から、すさまじい切れ味を発揮した。上がり3F33秒7はメンバー最速で、走破タイムの芝1800メートル1分44秒6は前週の毎日王冠(カンパニー)を0秒7も上回る好時計だった。

 「前走はジョッキーの田中勝春クンがうまく乗ってくれた。この馬のことは彼が一番よく分かってくれている。もちろん、本番でも彼の手腕に期待したい」
 カッチーの愛称で親しまれる田中勝騎手も今年ですでに21年目。これまでGIでは1992年の安田記念(ヤマニンゼファー)、2007年の皐月賞(ヴィクトリー)で勝利を収めているものの、関西エリアではGIはおろか、重賞制覇もいまだにない。しかし、頼もしい相棒を得たエ女王杯は、その鬼門を打ち破る絶好機といえる。
 「カイバを食べずに困っていた昨年に比べると今年は何の心配もない。ようやく完成の域に入ってきたし、京都の外回りコースもピッタリ。もちろんチャンスは十分にあると思う」(友道師)
 天高く馬肥ゆる秋を地でいくムードインディゴ。人馬ともに百戦錬磨のベテランが経験の差を見せつける。

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