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ストーブリーグ情報(日本ハム編) ドラフト戦略は「身体能力と野球センス」

 北海道日本ハムファイターズが今秋のドラフト会議で指名したのは8人。その内訳は、投手4人、内野手2人、外野手1人、捕手1人。どの球団も『投手補強』に重点を置いていたのは間違いないが、日本ハムが指名した投手は、4人とも“大人”だ。ドラフト2位・浦野博司投手は社会人・セガサミーで活躍し、4位・高梨裕稔投手、5位・金平将至投手、6位・白村明宏投手は大学生。即戦力と称される年齢の投手を集めたのは、ダルッシュ有を失った穴をまだ埋めきれていないと判断したからだろう。
 「斎藤(佑樹=25)が順調に活躍していればね…。故障が原因とはいえ、去年の開幕投手が今季1試合しか一軍登板できなかったわけですから、栗山監督もローテーションのやり繰りが大変だったと思いますよ」(在京球団職員)
 その影響だろうか。二刀流・大谷翔平(19)が「来季、投手起用に重点を置く」という話も聞こえてきた。『投手・大谷』に対する評価は高いが、『打者・大谷』の将来性に太鼓判を押す関係者はかなり多い。強靱な先発ローテーションが確立されれば、大谷の『投手』としての起用は減り、自ずと『打者』に専念していくとも考えられるが…。

 ドラフト会議で指名する選手は同年ペナントレースの勝敗で変わってくる。10月24日のドラフト会場でのことだ。日本ハムが前述の8人を指名し終わったとき、こんな“冗談”も聞かれた。
 これで、『二刀流』が3人になった−−。
 どういう意味かというと、3位・岡大海一塁手(22=明大)と7位・岸里亮佑外野手(18=花巻東)は『投手』としても活躍していたのである。“学生野球の二刀流”とはいえ、
 「岡クンは150キロが出る。直球のキレも一級品で投手としての潜在能力にも捨てがたいものがある」(在阪球団スカウト)
 「岸里クンの真っ直ぐは140キロ台前半だが、打者の手元でホップするので数字以上の速さが感じられる」(同)
 と、高い評価を受けていたのだ。

 日本ハム球団が各メディアに配布した指名選手資料によれば、岡、岸里は身体能力が高い。50メートル走のタイム、遠投の数値が優れており、大谷翔平にも引けを取らない。いっそ、『二刀流』が3人になっても面白いのではないかと思うが、岡、岸里ともに入団会見で“打者一本”を表明。とくに、岡に関しては「中田翔が三塁に再びコンバートされる。1年目から外野のレギュラーとして…」と、即戦力野手としての期待も大きい。

 チーム関係者がこう続ける。
 「ウチのドラフトの基準は、まず(対象選手が)二軍戦に加わってやっていけるかどうか」
 奥深い言葉である。二軍戦とはいえ、プロの実戦だ。単に1、2試合に出るだけならともかく、試合に出場し続けることができるかどうかも、問われる。日本ハムは『育成枠』を設けなかった。「プロのレベルには達していないが、見込みのありそうな原石をプロが育てる」理念も素晴らしいが、「実戦のなかで育てる」のがチームビジョンだという。
 日本ハムはFA権を行使した選手は、基本的に追わない。補強のメインはドラフトであり、トレードや外国人選手の獲得は“補足的な意味合い”の方が強い。今年のドラフトは即戦力系の投手にやや傾倒したが、岡、岸里など身体能力の高い選手を集めたようである。

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