☆中山11R「オーシャンS」(芝1200メートル)
◎13ベステゲシェンク
○12サクラゴスペル
▲14スマートオリオン
△3リトルゲルダ、10バクシンテイオー
1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられる。11年、13年、14年と3頭の勝ち馬が元気に出走してきた。実績は十分だが、いずれも休み明けのハンデを抱えているのは減点材料。そこで、本命にはベステゲシェンクを推す。まだ重賞タイトルのない格下馬だが、目下の充実度と勢いはそれを補って余りある。初の1200メートルクロフネCを快勝すると、重賞初挑戦のシルクロードSは0秒2差4着と好走し、適応力の高さと、地力強化の跡を見せつけている。順調に使われているのは強みだし、バイオリズムは最高潮といえる柴山騎手(先週3勝、全国リーディング11位、関東4位)とのコンビも魅力だ。馬場状態は問わないし、差し切りが期待できる。当面の相手は、一昨年の覇者サクラゴスペル。この時も今回と同じ休み明けだった。二つ年を重ね7歳になったが、心身ともまだ若々しいし、好勝負に持ち込みそう。昨年の覇者スマートオリオンも久々を除けば条件は最適で、侮れない。
☆中山10R「スピカステークス」(芝1800メートル)
◎1モーリス
○7トレクァルティスタ
▲11ダイワリベラル
△5シベリアンスパーブ、10マイネルアウラート
前走の若潮賞を圧勝(0秒5差)して勢いに乗る、モーリスでもう一丁いける。休養中に心身ともパワーアップの跡が歴然。白百合Sは先週の中山記念3着馬、ステファノス相手にコンマ1秒差3着の接戦に持ち込んでいるほか、重賞路線で(6)(5)(4)(7)着と好戦してきた実績と実力の持ち主。ポテンシャルはオープン級だし、ここは通過点に過ぎない。もう1頭の上り馬、トレクァルティスタが相手だが、ダイワリベラルも昇級以降(3)(3)着と安定感抜群で一角崩しがある。
☆中山9R「黄梅賞」(芝1600メートル)
◎8ダイトウキョウ
○1マリオーロ
▲6マーセラス
△2ニシノクラッチ、3エイブルボス
ダイトウキョウが休み明け2戦目で本領を発揮する。その前走4着は、久々のせいで行き脚が付かずポジションを取れなかったことが響いたもの。能力はオープン級と言っても過言ではない。新馬戦で後の朝日杯FSの覇者ダノンプラチナに快勝、前々走のからまつ賞で阪神JFを優勝するショウナンアデラ相手に0秒1差2着に粘ったことがその証し、1度使ってガス抜きが出来たし、体調、そして気持ちの面でも上積みは大きい。スタートと同時にサッと好位に付けて回り、ゴール前力強く抜け出す。相手は、強敵相手に連続4着中のマリオーロ。自己条件に戻り好勝負だ。末脚鋭いマーセラスも展開が嵌れば出番がある。
☆阪神11R「チューリップ賞」(芝1600メートル)
◎15レッツゴードンキ
○14ココロノアイ
▲3クルミナル
△9タッチングスピーチ、12ロカ
実力は自他共に認める、レッツゴードンキが今度こそタイトルを手にする。新馬戦圧勝(0秒5差)の余勢を駆って挑んだ札幌2歳Sは、弥生賞の有力候補ブライトエンブレムから0秒2差3着、続くアルテミスSはハナ差2着、そして阪神JFも2着(0秒1差)と長蛇を逸している。実力はあるが勝ち運のない典型。しかし、約3か月間の休養中に心身ともリフレッシュされた効果は大きい。今度こそ嫌な流れを断つ。相手は、ココロノアイ。破竹の2連勝でアルテミスSを快勝し、阪神JFも3着と好走した実力の持ち主。好勝負必至だ。穴は、新星・クルミナル。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。