報道をまとめると、同作は、末期のすい臓がんで余命半年と宣告された敏腕放送作家が、残される妻と息子のため、妻の再婚相手探しに奔走する物語。樋口卓治氏の人気同名小説が原作で、昨年、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良主演で舞台化され、今年5月には再び内村主演でNHK BSプレミアムでドラマ化。舞台版とドラマ版で木村多江が演じた妻役を吉田羊が演じる。
映画化を熱望していた製作サイドは、91年放送のフジテレビ系ドラマ「東京ラブストーリー」で織田が演じた完治役のナイーブな姿が主人公のイメージに一致すると思い、織田の新しい一面を観たいと考え、主演をオファー。織田は脚本に惚れ込みオファーを快諾。織田は20日のクランクインに向け、早くもキャラクターになりきって自ら演技のアイデアを提案。闘病する役に合わせ、体重も絞っているという。
「織田といえば、以前はあれこれ演出に口を挟んだり、ヒドイ時は台本を書き換えるなどやりたい放題。現場では“王様”状態だったが、それが原因でオファーが激減していた。ところが、10年に一般女性と結婚したことで内面に変化があった様子。出演している『オープンハウス』のCMでは犬の着ぐるみでコミカルな演技をみせるなど、以前ならば考えられないオファーを受けたりしている」(芸能記者)
「踊る」シリーズは完結、その後、外交官・黒田康作を演じた「アマルフィ」シリーズの映画はヒットしたものの、ドラマ版は視聴率がふるわず。「ボクの妻と結婚してください。」は織田にとってのターニングポイントになりそうだ。