体育会系と称されていた大島チームKは、キャプテンの晴れの日にさらに団結をみせ、スタートから気合十分のパフォーマンスで魅せた。トークコーナーでは、メンバーが口々に優子のナイスバディを絶賛。優子もこれには照れ笑いする場面も。またユニットパートでは、普段の公演ではない優子のソロによる「泣きながら微笑んで」も特別に組み込まれた。そして「みんなの支えがあったからこそ私はこうして卒業できます」との言葉を添えて「最終ベルが鳴る」公演のラスト曲「支え」を、愛情を注いできたチームKメンバー皆で歌い上げた。
ダブルアンコール明けには、他チームやグループのメンバー、そして卒業していった同期生たちも登場。センターを務めた「ギンガムチェック」や、8年間の想い出が歌詞に詰まっているという「今日までメロディー」を披露した。
そして公演もいよいよ大詰めとなり、メンバーたちがそれぞれの想いを優子に伝えた。宮澤佐江は「これからもずっと“心友”でいてください」、指原莉乃は「HKTに優子さんの想いを伝えます」、松井珠理奈は「これからも私たち後輩にかっこいい背中を見せてください」と、目を潤ませて言葉を絞り出した。高橋みなみは「卒業したら“戦友”ではなく親友になってください」と涙とともに最後のお願いをしたが、優子は「イヤです」とバッサリ。これにはしんみりしていた空気も一変し「えー!」と驚きと笑いの声に包まれたが、「だって戦友は高橋みなみしかいない」との理由に一同納得し、「本当にいい関係だね」と二人を讃えた。
そして変幻自在のエンターテナーのラストパフォーマンスは、初の総選挙1位でセンターを勝ち取った「ヘビーローテーション」。「ファンが私にプレゼントしてくれた曲」と語り、感謝の気持ちとともに集大成として懇親のパフォーマンスで締めくくった。
全てのパフォーマンスを終えると、劇場の周りに集まったファンに挨拶をしたいと2階のバルコニーにも顔を出し、「無事に卒業公演を終えることが出来ました。またどこかで皆さんお会いしましょうね」と挨拶。これに応えたファンからの「優子!」コールが劇場の外を包んだ。
再び劇場に戻った優子は、8年間見守ってくれた劇場や仲間に感謝の言葉を伝え、最後には「私、絶対ファンの顔と名前忘れない」という言葉を残し、充実感あふれる満面の笑顔でAKB48としてのラストステージを降りた。