7月に発売したオリジナルアルバム「Colours」はオリコンの週間アルバムチャートで最高位が5位。10月に発売したシングル「Terminal」にいたっては24位ともはや見る影はない。ある音楽関係社は「『Terminal』に関してはアルバム『Colours』のシングルカットという形をとっているので、いまさら買いに走るということはないでしょうが、それでもさすがに浜崎を持ってしてこの順位はない。そもそもシングルカットという形態を取っている時点で、エイベックスが押しのアーティストの中に入っていないということを意味している」と厳しい見方もある。
となると、1999年から昨年まで15回連続出場している紅白も今年で途絶えてしまう可能性すら見えてくる。というのも、「ここ数年、NHKにとっては、『むしろ出てくれなくてもいい』というスタンスなんです。カウントダウンコンサートを控えているから、1曲目に歌い終わったら、すぐに会場を後にし、他の演出には絡まない。かといってヒット曲があるわけじゃない。エイベックスが『何とかしてくれ』と必死の懇願が続いてようやく出場できているというのが現状」と同関係者。
ヒット曲もなく押しもなくでは、いよいよという時を向かえそうだが、あるNHK関係者は「今年は何とかエイベックスもぎりぎりまで調整をかけて出すようにプッシュをしていっているようです。まあ、引き際を考えているとは思いますけどね」と話す。ただ、大手を振って出場できる立場ではないことは間違いないようだ。