4月6日に放送された『タモリ倶楽部』はテレビCMでおなじみの付録付き雑誌「デアゴスティーニ」の本社に潜入。おなじみのフレーズ「創刊号は特別価格で○○円」が生まれた裏話のほか、『隔週刊 鉄道THEラストラン』などあまりにマニアックすぎる同社の雑誌や、途中で休刊となってしまった幻の雑誌などを特集した。
新年度になって初めての『タモリ倶楽部』。内容にも非常に力が入っていたのだが、放送の途中、突然異変が発生した。
番組開始から約5分後、ナレーションを担当している声が突然別人になったのだ。
『タモリ倶楽部』のナレーションは番組開始当初から声優の武田広が担当していたのだが、この日は冒頭と次回予告を除いて、武田ではない別の声優のナレーションが聞こえてきたのだ。
『タモリ倶楽部』のナレーションは番組開始から36年間、武田広が変わらず担当している。長年の視聴者はすぐに異変を察知。Twitterなどに「あれ?声が変わった?」「ナレーションが別人になった?」と相次ぎ投稿した。視聴者はSNSで一様に武田を心配していた。
この回の放送から2日後の4月8日、武田の代わりにナレーションを務めた声優・俳優の増谷康紀が自身のTwitterで「4月から、テレビ朝日系で放送の『タモリ倶楽部』でナレーションを致しております」と報告。正式にナレーションを交代したことが明らかとなった。
現在、テレビ朝日および武田側から降板を伝えるコメントは出ていないが、放送の途中で声が変わったことから、体調不良や病気による降板、しかもナレーション収録中の降板ではないかとも噂されている。
武田広は1949年生まれの68歳。年齢から言っても心配だろう。ナレーション業界は定年がなくベテランも多いが、『タモリ倶楽部』ファンからは武田の降板を惜しみ、体調を気遣う声が相次いでいる。