これまではダウンタウンや、スギちゃん、マテンロウのアントニーなど、本人以上に本人に詳しいストーカーさながらの人物が登場し話題となったが、今回は特定の芸人だけではない、芸人、バラエティ番組、ギャグなどあらゆるジャンルを網羅する「お笑いマニア」が集まった。
屋外での○×クイズなど本格的な予選を勝ち抜いてきた3名の素人が登場。それぞれ東京大学と早稲田大学卒業で、お笑いとクイズマニアを兼ねる頭脳派の人物2人と、高校中退後7年間の引きこもりを経て、芸人を目指す25歳の青年が登場した。これにバナナマン、陣内智則、オードリー春日俊彰、渡辺直美、ダウンタウンの連合チームが、芸人、ネタ、テレビ、ノンジャンル、水曜日のダウンタウンの5部門で難易度別に10点から50点の問題を競う。
番組では、「『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)の二代目王者は?」と問題が出され、正解は出演者であるバナナマンの設楽統であるものの、「自分でも覚えてないですよ」と話し、笑いを誘っていた。これを受け、ネット上では「芸人って仕事こなしすぎて自分のこと覚えていなさそう」「これはギャップが面白いわ」といった声が聞かれた。
さらに、『水ダウ』独特の「悪意ある演出」もしっかりと登場した。「『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)で唯一『小笑』を獲得したのはたむらけんじ、『爆笑オンエアバトル』(NHK)で玉がゼロ個の芸人は?」の問いかけには、グレチキことグレートチキンパワーズで全員正解を果たした。これには、司会のフットボールアワーの後藤輝基が「マイナスのイメージの問題で、早く書くのやめてもらえません?」とツッコみ、ネット上でも「もうほっといてやれよ」「これは悪意あるわ」といった声が聞かれた。
このほか、有吉弘行が陣内智則につけた毒舌あだ名に関する問題では、正解は「売名行為」であるものの本人は回答禁止となり、ダウンタウンの松本人志が「紀香食い」、オードリーの春日俊彰が「コブクロ裏切り」と、ひどい話で笑いを誘っていた。
結果は東大卒の男性がぶっちぎりで優勝を果たした。いつもの悪意はあるものの、作り込まれた笑いが見られた企画となった。