加藤を告発したのは、同番組に「女性ラブグッズ評論家」としてゲスト出演した女性。彼女は会社員である上、“ラブグッズ評論家”ということもあり、仮面を付けることを条件に出演を承諾したらしい。しかし番組が始まると加藤は、「仮面を取れ」「顔をさらせ」と執拗に要求。さらに加藤が他の女性に対して、「クソババア」「差別主義者」などと罵っている姿を見て、ショックを受けたと話している。
こうした番組の流れは、スタッフからの事前説明や渡された台本とは大きく異なっていたそうだ。
この問題をネットメディア『BuzzFeed』が報じると、ネット上でも大きな話題に。「女性を舐めている」「バラエティーの度を越している」「テレビから追放してほしい」といった声が続出した。
『BuzzFeed』によると、制作会社は女性に謝罪。出演部分をアーカイブ視聴できないようにするとの連絡があったという。
この番組を地上波テレビで流すとBPO(放送倫理・番組向上機構)より勧告を受ける可能性が出てくるが、インターネット放送はBPOの管轄外。「インターネット放送は地上波テレビではできなくなったことを放送でやっている」と言われるゆえんだ。
そもそも加藤は、2013年に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、当時『AKB48』の渡辺麻友の顔面を蹴るなどした際、BPOから指摘を受けたことがある。さらに14年8月、フジテレビのインターネットテレビ『ゼロテレビ』で放送された『24時間ゼロテレビ めちゃ×2なが〜〜〜〜〜くユルんでるッ!』では、『モーニング娘。』の小田さくらが加藤について「蹴られると話題になる」と発言。岡村隆史は「テレビじゃないから。これネットだから。BPO関係ない」と弁明していた。
“狂犬”と呼ばれるほどキレキャラで人気を博した加藤だが、今では朝のワイドショー『スッキリ』(日本テレビ系)で落ち着いた進行をこなすなど、すっかり丸くなっている。『KAKERUTV』での狂犬復活はファンにとってはうれしいかもしれないが、やり過ぎると地上波テレビにも影響を与えてしまうかもしれない。