「あの振り付けは、振付師MIKIKOさんが手がけているもの。大ヒットした火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のエンディングで新垣結衣、星野源ら出演者が躍った『恋ダンス』などでも知られていますが、腕をできるだけ上の方で動かす振りは、まさに彼女の“十八番”といえるでしょう。また音楽は、水曜日のカンパネラのサウンドプロデューサー・ケンモチヒデフミが担当しています」(芸能ライター)
さて、このCMで繰り返される「スキパニ」という言葉だが、グリコのホームページによれば、笑顔の筋肉を鍛えるための口の動きに由来するもののよう。口を尖らせる「ス」、口の左右を伸ばす「キ」、口を大きく開ける「パ」、笑顔を作るような「ニ」を組み合わせた、いわば「造語」。グリコはもともと「あなたが笑うと、世界は変わる。smile.Glico」をメッセージとしたコミュニケーションを展開していることから、それを主眼にしたダンスを考案したということだろう。
そんなダンスに対するSNSの反響を拾ってみると、「CMかわいすぎ!」「キレキレダンスで カッコよかった!!」「なんなら一緒に踊りたい」といった声まで届いている一方で、「不快過ぎる…。 その言葉流行ると思ってる? 」「意図が不明すぎて グリコが嫌いになりそう」「スキパニという語感がなぜかすごく気持ち悪い」と両極端の意見も来ていることは確かだ。
ピエール瀧容疑者の過去作の放映中止や差し替え問題も揺れる中、CMも苦情が届くとすぐ撤回するメーカーが多いが、この場合もガイドラインを決めるなど毅然とした対応が求められる。そうでないと企業文化は総崩れになっていくのではないだろうか。
記事内の引用について
江崎グリコの公式ホームページより https://www.glico.com/jp/