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客のタレコミで、性行為を見せ合う「カップル喫茶」が摘発される

 警視庁保安課は10月21日までに、客同士で性行為を見せ合う「カップル喫茶」で、客の性行為を他人に観賞させるなどしたとして、公然わいせつや同ほう助の疑いで、東京都品川区西五反田のカップル喫茶・経営者の男(57=横浜市磯子区杉田)、従業員の女(29)と、客の男女6人を現行犯逮捕した。

 経営者の男の逮捕容疑は19日夜、西五反田のマンションの一室にあるカップル喫茶「Ryu's CAFE」で、埼玉県志木市の財団法人職員の男(46)ら男女6人の客が、全裸になって公然とわいせつな行為をするのを助けたとしている。公然わいせつ容疑で逮捕された客は、処分保留で釈放された。

 警察の調べに、経営者の男は容疑を認めており、「遊び方は様々で、客の自由である」と話しているという。

 同課によると、同店は約10年前から営業を始め、毎月約300万円の売り上げがあったとみられる。

 摘発のきっかけとなったのは、客と称する者からのタレコミだった。今年に入って、警視庁に「交際していた20代女性をカップル喫茶に連れて行ったら、嫌がっているのに客らに輪姦され、自殺した」と匿名の通報があり、同課が捜査していた。自殺の事実は確認できていない。

 同店は喫茶店を装ったオートロック式のマンションの一室で、捜査員が踏み込んだ際には、3組のカップルが全裸の状態でお互いの性行為を見せ合っていた。

 老舗として、同好の士には有名だったという同店の料金は、カップルが6000〜8000円(曜日で異なる)、単独女性は3000円。フリータイム制で、初めての来店客には男性のみ、身分証明書の提示を求めていた。
(蔵元英二)

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