ダートはここまで3戦3勝と無敵の快進撃を続けているだけでなく、中身も濃い。ヒヤシンスSの勝ちタイム1分35秒9は、同じ日の古馬GI・フェブラリーSより1秒1遅いだけ。この時期の3歳馬としては破格だ。
しかも、わずか2戦のキャリアでこれだけのパフォーマンスを披露したのだから驚き。それだけではない。前走の交流重賞、兵庫チャンピオンシップはスタート直後に落馬寸前の不利がありながら、最後は3馬身突き放す次元の違う強さを見せつけている。
スプリングS、そして、皐月賞は(9)(16)着と惨敗に終わっているが、重賞で強敵相手にもまれた経験は財産だし、アドバンテージだ。軸馬としての信頼度は高い。
相手は順当にロングプライドとシャドウストライプ。