聖子は昨年3月に「SEIKO MATSUDA」の名義で、初のジャズアルバム「SEIKO JAZZ」を発売。5月には同アルバムを米名門ジャズレーベルからリリースし、米最大手高音質配信サイト「HD tracks」のジャズ部門2位に入っていた。
11月のライブは昼夜2公演の食事付きで、1公演の動員は300人。驚くのはそのチケット代で、最高額のウルトラスーパープレミアムシートは8万9500円(税込)。SEIKOスペシャルウェルカムカード、SEIKO JAZZ スパークリングフルボトルワインなどそれなりの特典も付くようで、ファンとしてはなんともゲットしたいチケットか。1ドリンク付きの一番安いシートでも4万9500円(同)だというのだ。
「聖子といえば、毎年のディナーショーでがっぽり稼いで来た。チケット代は首都圏の会場で約5万円。それでも飛ぶように売れるので、聖子本人としてはもっと値段を上げたいところか。しかし、ディナーショーの業界では、聖子のチケットをやや上回る五木ひろしのチケット代を超えてはいけないという暗黙の了解があり、値上げできない状態。そこで、ジャズライブを開催し高額なチケットを売ることにしたようだ」(芸能記者)
商魂たくましい聖子だが、強気なチケット代でも売れるのは相変わらず人気がある証拠。その背景には常々、ファンの“飢餓感”を煽る戦略もあるようだ。
「軽々しくテレビ番組に出てしまうと、ファンも見飽きてしまうが、ほとんどテレビにも出ないので、ファンは聖子を見たくて仕方ない。ディナーショーや今度のジャズライブは会場が狭くて本人との距離も近いので、ファンはなんとしても会いたくなり、高額なチケットでも買ってしまう」(同)
ファン心理を熟知した聖子ならではのビジネスモデルを確立しているようだ。