佐々木蔵之介が主演を務める本作。主人公の完治(佐々木)が銀行から物流会社に左遷され、失意の中、栞(黒木瞳)と運命的な出会いを果たすというストーリー。一方、妻の真璃子(中山美穂)は娘の美咲(石川恋)とその婚約者・日野春輝(藤井流星)との結婚を見守りつつも、次第に春輝に惹かれていくという展開も描かれている。
第3話では完治が栞との恋愛に浮かれる一方で、美咲は完治が左遷されたことをきっかけに父親への不信感を強め、家族の溝は深くなっていった。そんな中、美咲が春輝の家に挨拶に行くシーンが描かれたのだが、美咲は待ち合わせ時間に支度が間に合わず、家の前まで来た春輝に「ドア開いてるから入って待ってて」と指示。春輝はその言葉通り、なぜかチャイムを鳴らさず家の中に静かに入り込み、リビングで離婚についてネットで調べていた真璃子を目撃。春輝の気配に気付いた真璃子を驚かせる展開になった。しかし、視聴者からは、「なんで勝手に入るの!?」「チャイムくらい鳴らそうよ…」という声が噴出。視聴者は違和感を覚えていた。
その後、美咲は春輝の家に赴き、春輝の母・冴(麻生祐未)に顔を合わせて早々手土産のシュークリームを渡して挨拶したのだが、冴はなぜか怪訝そうな顔。視聴者からも「え?なんで変な顔するの?」「シュークリームじゃだめだったなの?」などと戸惑う声が聞かれていた。
「手土産は正しくは挨拶が済んでから渡すもの。さらに、紙袋からいったん取り出し、正面を自分の方に向けてから90度ずつ回して、相手に渡すのがベストとされています。美咲は玄関先で紙袋のまま渡したため、のちの姑となる冴の不信を買ってしまったのでしょう」(ドラマライター)
冴が怪訝そうな顔をしたのはこのような細かいマナーが守られていないためだったが、視聴者からは、「そこ気になるの?」「そんなマナー気にするんだったら家に勝手に入らないようにしつけなよ…」「自分の息子の方がよっぽどマナー違反だけどね。違和感ある」という指摘が相次いで聞かれた。
次週は真璃子と春輝の関係性が進展すると予告されている『黄昏流星群』。それぞれ恋愛関係の発展を前に視聴者を呆れさせなければいいが――。