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フェブラリーS(GI、東京ダ1600メートル、22日) 特捜班はヒシカツリーダーを指名

 平穏ムードは一気に崩れ去ろうとしている。有馬記念馬・ダイワスカーレットが屈腱炎で戦線離脱。18日になって、今度はヴァーミリアンが脚部不安で追い切りを延期する事態になった。何の心配もなくきているように見えるカネヒキリも、前走の川崎記念の直後に持病の屈腱炎の部位に熱を持ったという。今回も川崎記念と同じように硬い馬場状態にでもなったら、何が起きるか分からない。

 そんな状況下で、特捜班が注目したのはヒシカツリーダーだ。前走の根岸Sで鋭い末脚を駆使して2着に食い込んだ。3歳時、豊かなスピードを武器にダートの中距離で活躍したが、長い低迷を経てダートの短距離で復活した。脚質も逃げから追い込みへと大きくチェンジした。
 「まさに一変だよね。以前はハナを切って最後は止まるという単調なレースを繰り返していた。刺激を与える意味で短いところを使うようになって、持ち前のスピードをゴール前で生かせるようになった」と松井助手はうなずいた。

 ヒシカツリーダーにとって大きな転機となったのは、昨年の4月と6月、障害レースを経験したことだ。平地では頭打ちになったための措置だったが、ハードルを飛ぶ練習を繰り返すうち「腰に随分と力がついた」という。
 管理する小島貞調教師は騎手時代、ミホノブルボン、タヤスツヨシでダービーを2勝したが、あのテンポイントの弟キングスポイントで障害の大レースを勝ちまくったこともある。そんな経験がヒシカツリーダーの再生にも役立ったのかもしれない。

 松井助手は言葉に力を込めた。「もともとこのレースは末脚勝負の馬が活躍しているし、今回もカネヒキリやヴァーミリアンなど、有力馬に先行馬が多い。他馬を怖がる面があるけど、広い東京なら大丈夫。前走のように外から追い込みたい」
 障害から平地の頂点を極めたメジロパーマーのように、ハードルで鍛えた粘り腰がゴール前で生きそうだ。

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