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田中正直のウェブランニングクリニック 「第34回 高所トレーニング」

 今回は、高所トレーニングをテーマに書きたいと思います。

 高所とは、標高の高いところを意味しましす。標高の高い所は酸素薄く、その影響でケニアなどの選手は早いと考えられてきました。日本でも、高橋尚子さんが標高3500mのボルダーというところでトレーニングしていたことで、高所トレーニングが話題になりました。現在日本では、低酸素状態を人工に作る低酸素室もあります。少し前には、ドーピングになるのではないか?と注目されました。

 なぜ、高所でトレーニングの目的は?
 低酸素トレーニングを行うことで、体内に酸素を運ぶ赤血球、ヘモグロビンを増やすための造血目的や、低酸素環境でのパフォーマンスを向上させるための順化(高所適応)目的、運動中に出てくる乳酸に対抗する能力を向上させる目的などが昔から知られています。
 しかし、長期で滞在しなくてはならないことが原因でこの目的を果たせないことや、適応しにくい人がいるなど解明されていないことが非常に多いのが実情です。どのような人に効果が出やすく、どのような人に効果が出ないのかがまだまだ研究段階なのです。

 長期に滞在した場合、多くは海外で慣れない環境で生活します。また2人部屋などで普段の生活よりストレスを感じることが多いと効果が出難いようです。

 10年程前からは、2泊3日などで1500m〜2000mくらいでトレーニングするミニキャンプも効果があると言われ始めました。トレーニングは酸素薄いところで行い、休養は酸素のある平地でする。「トレーニングハイ リビングロー」という理論です。
 トレーニングは高所、休養は平地を繰り返すことで、酸素運搬能力を高めるのです。

 長野県の菅平や、蓼科などが都心からも近く行いやすい場所です。今後は、エアラン東京でも合宿などを開催したいと考えています。

【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。
 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。

 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー
 第35回は、『高所トレーニング2』

写真:エアラン東京練習風景です。

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