「謝罪文には、同ライブに出演していたAマッソが、ダイバーシティについて配慮を欠く発言を行ったと記されています。ネットで調べると、あるハーフのスポーツ選手に“漂白剤がいる”と漫才で発言したようですね。時代も進み、特にSNSが普及してから、人種差別発言については厳しい目を光らせる人も多くなりました。ダウンタウン・浜田雅功がエディー・マーフィに扮した時に黒塗りをして物議を醸しましたし、バカリズムがコマーシャルで外国人を演じる際、付け鼻をして苦情も起きました。こうした騒動がある中で、ネタに“漂白剤”などを取り入れるのは言語道断。明らかな勉強不足ですし、そもそもそういった差別心を持っていたと思われても仕方ありません」(芸能ライター)
Aマッソは前衛的なネタで業界内にもファンが多く、最近ではネタ番組やバラエティーにも出演するようになったワタナベイチ押しのコンビである。まさに“これから”という時だったため、ネットでは残念がる声も多い。
「彼らの事務所の先輩であるアンガールズ・田中卓志が23日、オードリーの番組『あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜』(テレビ東京系)にて、ファミリー層がいる客前で下ネタを言うなど、尖りまくっている彼女たちに注意したことがあったと明かしていましたね。今回を機会に、ネタにしても良いラインを見つけて漫才に精進してほしいです。ただ、彼女たちの発言に対して、罵詈雑言でAマッソを傷つけようとする人がとにかく多い……。それは差別発言とやっていることは一緒で、ただの誹謗中傷です。差別発言に対して怒りをぶつけるのは当然ですが、その方法だと、自分にブーメランが返ってきていると気付けないんでしょうね」(同上)
彼女たちの笑いで救われる人も多くいるのも事実。漫才は、人を悲しませることではなく、笑わせるものであることをもう一度見つめ直し、再出発してほしいものだ。