同紙によると、都内でクリニックを経営していたXは、あっせん業者を通じてニセの患者を募って架空診療を繰り返し、国民健康保険(国保)から多額の診療報酬を不正に得ていた疑い。資金は背後の暴力団にも流れたとみられ、逮捕者は数十人に上る見込み。アルバイト感覚で参加したニセ患者の中には、タレントやお笑い芸人もいるそうで、芸能界に激震が走る大事件に発展しそうだというのだ。
「同紙がXの素性について、『クリニックが何の前触れもなく休業となり、すでに治療費を支払った患者から返金を求められる騒ぎになった』と報じていることから、すでにネット上ではXの名前が特定されている。その女医は、バラエティー番組で豊富な男性経験や、ホストクラブでの豪遊を取り上げられて名前が売れた。ただ、あまりにもド派手な豪遊ぶりの金が、クリニックを経営しているだけではとうてい捻出できるとは思えず、そのあたりからも目をつけられてしまったのでは」(芸能記者)
今月初めには、警視庁組織犯罪対策4課が、国保の審査をすり抜け、患者を治療したなどと偽って診療報酬を水増しし不正請求していたとして、詐欺の疑いで暴力団組員や、歯科医経営の男ら数十人を立件する方針を固めたことが報じられていた。
「おそらく、この件にリンクしていることは明らか。自らに捜査の手が伸びていることをカモフラージュするためか、その女医は日常生活をつづったお気楽なブログやツイッターを更新し続けている」(同)
Xは“確信犯”と思われるが、出来心からXの犯罪行為に荷担してしまったタレントやお笑い芸人は戦々恐々に違いない。