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報知グランプリC(SIII、船橋1800メートル)転厩2戦目 チーク着用でトップサバトンが決める

 今週の船橋競馬のメーン「第45回報知グランプリC」でトップサバトンが、羽田盃以来となる1年9カ月ぶりの戴冠を狙う。

 アンパサンド、フリオーソとともに“3強”と称された3歳時。だが、将来を嘱望されながら、ゲート難という大きな落とし穴にハマり、もがき苦しんだ。4歳時は、まさかの6戦未勝利…一向に見えてこないトンネルの出口に何とかたどりつこうと、現在の所属・川島正厩舎へ転厩したのが昨夏だった。
 そして、半年のときを経て正月の報知オールスターCで復帰。またしても発馬を決めることはできなかったが、素早く2番手に取りつくと3着に食い込んだ。

 川島正師は「転厩で半年のブランクがあってあの結果。出遅れもあったが、力のあるところは見せてくれたと思う」と振り返った。今回は課題克服のため、チークピーシーズを着用。「ひと叩きして動きがピリッとしたし、使った上積みもあるから」とトレーナーは変わり身に期待を寄せている。
 2年連続NAR年度代表馬のフリオーソ、今年最初の重賞・報知オールスターCで華々しく復活したアンパサンドに続くことができるか。3強最後の一頭が正念場を迎えた。

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