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ダウンタウン松本「トガッた番組できない」と嘆く、そのトガッた番組とは

 ダウンタウンの松本人志が、11月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)において、『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』の打ち切りに触れ、「いまはトガッた番組ができない」「そうした企画をやっても視聴率が悪い」と嘆いた。確かに、コンプライアンスが過剰に重視され、ちょっとしたことでネット炎上を招く現在の環境においては、バラエティ番組がトガッた企画を追求するのは難しいといえるだろう。なにより、松本人志が90年代にはトガッた企画を連発していた。彼の主戦場となったのは、現在も続く『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)である。

「有名なところでは、ダウンタウンの逆ドッキリがありますね。ダウンタウンの楽屋に隠しカメラを仕掛けて、普段の2人の様子を撮影するもの。そこでは、浜田の耳掃除を松本がひざまくらでする様子が映し出され、しまいには、下半身を出して松本が浜田に迫るといった『2人の怪しい関係』がそのまま放送されていました。もちろん、これはダウンタウンが視聴者に対して仕掛けた“逆ドッキリ”です。こうした挑戦的な姿勢が90年代のダウンタウンにはあったといえるでしょう」(放送作家)

 本当かウソかわからない……視聴者がテレビ番組に抱く先入観を逆手に取った戦術といえるだろう。こうしたセンスはほかの企画にも生かされている。

「松本が“真剣白刃取り”に挑戦すると息まくも、ヘルメットをかぶっていたり、おもちゃの刀を使ったりと、煽りまくって最後にオトす企画が多く放送されていました。ほかにも、お店で適当な言葉で注文してどこまで通るかを実験する企画『限界シリーズ』もありました。チャーシュー麺、アイスコーヒー、タバコのマイルドセブンなどがネタになりました」(前出・同)

 企画のマンネリ化と視聴率の低迷が続いていたとはいえ、「めちゃイケ」「みなおか」両番組打ち切りに対する松本の嘆きは、芸人の本音を吐露したものでもありそうだ。

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