第7話は、桑野(阿部寛)が住宅ではなく、店舗デザインを依頼されるというストーリー。今ある店舗を建て替え、新しい店にするという構想を依頼主・大島(岡部たかし)から相談された桑野だが、現在の店舗の写真を見せてもらうと、そこに写っていたのは有希江(稲森いずみ)のカフェ。一方、有希江はオーナー会社から店を譲渡契約してもらうはずが、退去を命じられたことをまどか(吉田羊)に相談し――という展開となった。
前作との相違点でたびたび物議を醸していた本作だが、第7話については絶賛の声が集まった。
「今話では、桑野の仕事と、有希江のピンチが偶然繋がっていたという展開でしたが、もちろん桑野は最初はそれを知らずに仕事を受け、事態が発覚後、まどかに責められるシーンがありました。しかし、その後桑野は自分なりに動き、大島が不正をしていることを突き止め、会社に匿名で通報。大島はクビになり、有希江は無事店を譲渡してもらうことに。しかし、桑野は自身の手柄であることは吹聴せず、暗躍して店のピンチを救った形に。視聴者からは、『こういうところ格好いい!』『自慢しないところがさすがだと思う』といった絶賛が寄せられました」(芸能ライター)
自身の手柄を自慢しないという点は、実は前作でもたびたび見られたという。
「前作の『結婚できない男』(同)では、みちる(国仲涼子)をストーカーから救ったり、犬のケンがいなくなったときは必死で探し、ためらわず池にも入っていくシーンもありました。人を助けてもその人に恩を着せることは全くなく、桑野の意外な男気は視聴者からもポイントが高かった点。続編になってからは、いいようにしか使われていないという印象も強かったことから、『本当の桑野さんが戻ってきた感ある!』『さりげなくピンチを救ってくれるところ、前作っぽい』と、前作ファンからも好意的な声が集まっていました」(同)
前作との共通点を楽しんでいる視聴者たち。今後もそういった視聴者の声に応えてくれるだろうか――。