散々なリングデビューだった。
全日本プロレス武藤敬司社長の記念日興行(6・10=ムトーの日)として開催された「武藤祭」。プロレスデビュー戦となったダチョウ倶楽部の上島は渕正信と組み、芸人とレスラーのタッグベルト・F(フェイク)タッグ王者の武藤&神奈月組と対戦した。
モノマネのレパートリーのひとつでもある“邪道”大仁田厚スタイルで登場した上島。入場するや否や、そのいでたちに後楽園ホールを埋め尽くした2100人満員札止めの観衆から大喝采をあびた。のっけから予告通り、ダチョウ倶楽部のメンバー肥後と寺門ジモンを呼び寄せると、ジャンボ鶴田そっくりの肥後が先制攻撃。上島もそれにちゃっかり便乗し、挑戦者チームが奮闘した。