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タイガースの黄金ルーキー近本光司 華々しい活躍と高まり続ける期待感

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 2019年、阪神タイガースの新しいリードオフマンとして、鮮烈な活躍を続けている近本光司。開幕から2か月が過ぎ、夏を目の前にした現在もプロ野球界全体に旋風を巻き起こしている。

 ルーキーながら打率3割をキープするバッティングは左右に打ち分ける高い技術を持ち、スウィングスピードも速く長打力も備えている。さらに何と言っても目を見張るのはその快足だ。15個❨5月31日現在❩を記録している盗塁はリーグトップであり、次塁を狙う積極性は強烈な印象を与え、かつて同じタテ縞で多くのファンに愛された赤星憲広の再来と捉える者も多く、早くも新しいスピードスターとして存在感を発揮している。

 開幕スタメンを勝ち取り、4月途中から1番に定着すると、18日のヤクルト戦からは実に13試合連続安打を記録、一時最下位に沈んだチームは、まさに近本の活躍と共に盛り返し、ここまで勝率も5割を越え、Aクラスを維持している。

 また、そのポテンシャルは数字以外にも表れている。プロ初安打・初打点を記録した、ヤクルトとの開幕戦の第3打席。初球を叩いた打球は長打となり、俊足を活かして3塁まで到達。ここからチームは逆転に成功し初戦を白星、強烈な印象を見せつけた瞬間だった。

 5月も終わりを迎え、「らしさ」はなおも発揮し続けている。24日のDeNA戦では7回、好投を続けていたエース今永の初球のカットボールをライト線へ返す3ベース。この後、安打で近本がホームに帰り決勝点となった。さらに、2日後の同カードでも初回、カウント1−0から真ん中の直球を捕らえ、ライトスタンド中段へ鮮やかな先頭打者ホームランを放ち、7対0で快勝したゲームの進軍ラッパを高々とあげている。

 初球やファーストストライクからでも躊躇なくバットを振り抜くその姿勢こそ、観ているものを惹きつける大きな魅力の一つだ。何より、近本が塁に出ることでベンチ、ファンも一気に盛り上がり、チームに活気をもたらしていることは明らかだ。

 29日の甲子園での巨人戦、5回の近本の2塁打などから阪神は追い上げ延長の末、逆転で伝統の一戦を制し2位に浮上した。試合後のコメントでは、「良い球が来たら思い切っていこうと思っていた」と振り返った。もはや勝利のためになくてはならない、「新生タイガース」のシンボル的な存在と言っても過言ではないだろう。

 今月からは交流戦も始まる。ルーキー・近本と初顔合わせとなるパリーグの投手との対決も大いに楽しみだ。
(佐藤文孝)

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