木村といえば、16年の大みそかにSMAPが解散して、2度目の年末を迎える。ともにジャニーズ事務所に残った中居正広は解散後のこの2年、地上波のレギュラー番組の司会業を死守するという旧態依然の“定位置”だが、木村は、それまでのジャニーズでNGだったインターネット動画配信に初進出。「Netflix」では役者、今なお新作が更新されている「GYAO!」では、キムタクのブランドイメージを損なわないチャレンジ企画で、新たな一面を見せている。ソロタレントになってもCM、映画、ドラマのオファーが絶えないのはさすが、愛娘がホレるだけのことはある。
そんな木村が絶世の美男子というアイコンだった20代から30代のころ、ある大物芸人をもウットリさせていたという。事情に詳しい芸能ジャーナリストは振り返る。
「それは、明石家さんまさんです。木村さんとは正月特番『さんタク』(フジテレビ系)で年に一度、公の場で親しさを見せていますが、プライベートで大の親友。木村さんの妻でタレントの工藤静香さんとも何度も仕事をしたため、家族ぐるみの付き合いです。距離が縮まったのは、初のドラマ共演(02年の『空から降る一億の星』/フジ系)。この撮影時、さんまさんは木村さんの美しさで、思わぬ行動に出ています」
なんと、天下のさんまが木村の顔面偏差値の高さに見とれてしまい、NGを出したというのだ。そのシーンは、木村が車に乗っており、さんまはその横に立っていた。振り返った刑事役のさんまが、「おまえが犯人やな」と言わなければいけなかった。しかし、「おまえ、男前やなぁ」と言ってしまったのだ。
その実を明かすと、これはさんま流のリップサービス。現場を盛り上げるため、あえて出したNGであり、ボケだった。しかし、30歳で一児のパパだった木村が妖艶すぎたのは事実。さんまの言葉に偽りはなかった。
先のNetflixで今年、木村が初出演したのは、さんまが企画・プロデュースを務めたオリジナルドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』。ゲスト出演の木村は「芸人A」役で、共演者の誰にも告げられないまま、撮影日に突然姿を現して、現場をザワつかせたという。
「おじき」(さんま)と「ドラ息子」(木村)の年の差親友。SMAPが不在となって3度目となる19年の正月。フジで黄金コンビが復活してほしいものだ。
(伊藤由華)