2009年の結成以来、本格的なロックサウンドの楽曲で歌とダンスを披露してきた同グループ。2013年に、ぱすぽ☆からPASSPO☆へ改名し、生バンドでのフライト(ライブ)を行い、夏には『ROCK IN JAPAN FES.』への出演、自分たちのフェスを開催したりと、よりロックなアプローチを強めてきた。
PASSPO☆の2014年第1弾シングルとなる「Perfect Sky」では、かねてからの夢だったクルー(メンバー)が楽器を演奏する、バンド編成でのレコーディングを敢行。この日、2000人のパッセンジャー(ファン)が詰めかける中、フレッシュなスタイルのPASSPO☆が初お披露目されることとなった。
ステージに登場したPASSPO☆は、まず「少女飛行」「サクラ小町」「マテリアルGirl」を、これまで通りのカラフルなボーカルとキレのあるダンスでパフォーマンス。そして、遂に新曲「Perfect Sky」が、バンド形態のPASSPO☆で初お披露目される。楽器パートは、根岸愛(Key)、奥仲麻琴(Key)、増井みお(Ba)、槙田紗子(Gt)、森詩織(Vo)、玉井杏奈(Dr)、安斉奈緒美(Gt)、岩村捺未(Perc)、藤本有紀美(DJ)
緊張感もありながら、しっかりとした演奏を聴かせていくバンドPASSPO☆。不安や迷いを捨て未来へ向かってさらに羽ばたいていこうという歌詞、優しくも力強いメロディを、9人はミュージシャンとしてパッセンジャーに届けていく。メンバーの奏でるサウンドの上で、森のボーカルもより感情を込めて歌えているかのような印象を受けた。
MCでは、「ほんとに緊張した〜。ずっと練習してきたので、みなさんの前で披露できてうれしかったです。今日は祝杯ですね(笑)」(玉井杏奈)、「ずっと夢だったバンドを披露できて夢みたいでした(笑)」(奥仲麻琴)、「いつもと違って、1人で前で歌って緊張したし、バンドでできたことでPASSPO☆として一歩踏み出せたと思います」(森詩織)、「パッセンジャーさんの前で(バンドを)やるのが初めてで、前も横も上からも見られてて、ごまかしが効かないし緊張もしました。でもみなさんに見守られてるようで、楽しくできました。これからもっと演奏をがんばりたいです」(根岸愛)と、初バンドでの感想を語った。
歌とダンスに加えて、バンド演奏という新たな武器を手にしたPASSPO☆。5月3日(土)には渋谷公会堂での『PASSPO☆渋谷公会堂ワンマンフライト』が控えており、今後の展開も注目だ。