番組冒頭、岡村は「えらいこっちゃやで」と話し始めた。岡村も、沢尻容疑者が出演予定だったNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にキャスティングされているが、岡村が演ずる農民の菊丸役と沢尻容疑者が演じていた帰蝶(濃姫)役がからむ場面は2つだった。岡村は「一つはスタジオでセット組んで、そん時は一切顔見られへんかった。顔あげんでもいいシチュエーションだったんで」と話し、もう一つは岩手県までロケに出かけて「(明智)光秀としゃべるシーンで後半に(濃姫が)出てくんねん」と話し、自分は撮り直しの場面はないかもしれないと話した。「岩手まで行って撮り直しとなったら、季節も変わってる、森の色、畑の色も違うやろし、どっちにしろ沢尻エリカさんの姿は見られないですよ」と、撮り直しの大変さも語られた。
沢尻容疑者の扱いを巡っては、「作品に罪はない」として放送を求める声も挙がっているが、岡村はこれには反対の立場につき、「大河全部撮り終わってどうしましょうとなるなら、流しましょうとなるかもしれないけど、全部撮り終わってない、途中で(役が)入れ替わる作品ってあかんやろ」と話した。そこで、「見たいという人もいるけど、それは帰蝶(濃姫)じゃなうて、クスリをやっていた沢尻エリカが見たいだけ。作ってる側からしたらそんなのありえへんと思う。その後、パンと変えて作品見せられると思う。放送されてないんやったら絶対撮り直さないかん」と強調した。
これを受け、ネット上では「岡村さん真面目だな」「『クスリやってた姿見たい』ってまさに視聴者の本音だろう」といった声が聞かれた。役者・岡村隆史の真面目な意見が聞けた放送となった。