幸いなことに、カメラは人間ではなく、椅子を直撃。だが、その際に飛び散った破片により、3名の男性が軽い怪我を負ったという。
人命にかかわったかもしれない今回の落下事故。乃木坂46の公式HPには「事故にあわれた方には、心よりお詫び申し上げます。また、日頃より、乃木坂46を応援していただいている皆さまにはご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」という謝罪コメントが掲載された。
あわや大惨事という今回の事態を受け、ファンからは「ライブ中止」を望む声も多く挙がっていたようだ。
しかし、「同様の撮影機材は使用せず、予定通り開催いたします」として、結局、8日のライブは予定通り行われた。
加えて、ライブ終了後のアンコールでは、楽曲「そんなバカな…」を熱唱。メンバーが「皆さん楽しんでいただけましたか」と、観客に語りかけるなど、とても大事故が起きた後とは思えないほどに、通常通りの進行がなされたという。
ネット上では、謝罪コメント発表前から「怪我人出てて隠蔽かよ」「こんなもん中止だろ普通」「オタを軽視しすぎ」など、運営の姿勢に対して批判が殺到している。
確かに、死者が出てもおかしくなかったであろう「大事故」が起きたわりに、今回の対応は「やや呑気」にも感じられる。
また、こうした運営の姿勢や対応は、メンバー達のイメージにも大きくかかわってくるのではないだろうか。運営の指示通りに動いているだけとはいえ、やはり、見る者に与える印象は、あまり良いものではないだろう。
「ひしゃげたパイプ椅子」として、カメラが直撃した椅子の画像も出回っている。
考えれば考えるほど、今回の対応は楽観的すぎる印象だ。
ファンからしても、まさに「そんなバカな…」といったところだろう。