10連休ということもあり、大いににぎわった各球場。今回はGW期間における各チーム主催試合の内訳をもとに、6球団の集客を見ていきたい(平均、稼働率は四捨五入済みの数字)。
広島:3試合/合計9万5907人/平均3万1969人/稼働率96.9%
ヤクルト:4試合/合計12万2470人/平均3万0618人/稼働率98.8%
巨人:6試合/合計27万2652人/平均4万5442人/稼働率98.8%
DeNA:4試合/合計12万7207人/平均3万1802人/稼働率96.4%
中日:7試合/合計24万2766人/平均3万4681人/稼働率94.7%
阪神:6試合/合計27万9392人/平均4万6565人/稼働率98%
借金が8までふくらんだ4月中旬時点では、集客面を心配する声も多く聞かれた広島。ただ、その後驚異的な盛り返しを見せたことが幸いしたのか、GW期間の集客に関してはそこまで落ち込むことはなかった。
東京に本拠を置くヤクルト、巨人は動員数、稼働率ともにMAXに迫る好調ぶり。ちなみに、東京ドームの収容人数は約4万6000人だが、4月30日(4万6035人)、5月1日(4万6345人)の試合は“満員札止め”と言えるほどの客入りでもあった。
DeNAは稼働率こそリーグ5位だが、今季から右翼側スタンドが増設されたことで、いずれの試合も昨季までの収容人数(3万人)を上回っている。唯一稼働率が95%を割った中日も停滞したのは4月27日(3万327人)、5月6日(3万553人)の2試合のみ。その他は3万6000人以上の観客を集めた。
平時でも多くの観客が詰めかける阪神は、GW期間中もさすがの客入り。収容人数(4万7508人)の多さもあり稼働率はわずかにトップに及ばなかったが、合計、平均動員数はともに文句なしのトップだった。
多少の差はあれ、各球団の動員は好調といえる。久しく続くプロ野球人気は、まだまだ健在と言えるのかもしれない。
文 / 柴田雅人