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中国人買い占めで続くオムツ品薄

 「最近、紙オムツがまたへんな売れ方をしているんです。日本人じゃなさそうな人が、一日に二度も三度も買いに来て…」(大阪市此花区のドラッグストア経営者)
 一時に比べ落ち着いたかに見られていた紙オムツの品薄騒ぎが、ここへ来て再燃しているという。

 昨年秋、花王の『メリーズ』を中心とする日本製の紙オムツが、コンビニやドラッグストアから姿を消すという騒動が起きた。その原因は、主に中国人の買い占め。質の良さが口コミで広がり、さらに中国国内で日本製品の価格が高騰していることに目をつけた転売ブローカーの存在も拍車を掛けた。
 「都市部では落ち着きましたが、地方では“高級品”の日本製品はまだまだ品薄で、日本で1200円ぐらいの品物に倍近い値段が付いてます」(商社関係者)

 このような状況を受け、花王は対中国製品を輸出から現地生産にシフトし、対応を続けているという。それでも騒動が落ち着かない理由は、中国の新生児ラッシュと、前述のブローカーの存在、さらに中国人の自国製品に対する不信感だ。
 「最近は去年の秋頃のような“観光客の転売アルバイト”は見掛けなくなりました。今は別の集団が閉店間際に大人数でやってきて、一人で3、4個とまとめて買っていく。オムツの品薄が起こっているのは、港区、此花区、さらに堺といった港湾地帯が多いため、大阪港に入港する外国船籍の船が関係している可能性もあり、完全に組織化されているようです」(事情通)

 港区ではオムツのみならず、ミルク、ティッシュペーパーといったものまで品薄になっている店もあるという。国際航路関連の不祥事としては、外国航空会社の乗務員が、ブランド商品の不正輸出の片棒を担いでいたパターンがあったが、実態やいかに。

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