今週は「第58回ダイオライト記念(JpnII)」が船橋競馬場でおこなわれます。ここをステップに帝王賞を勝った2011年スマートファルコン、2008年フリオーソと歴代の名馬たちが名を連ねます。今年も帝王賞目指してツワモノ達が凌ぎを削ります。
本命は元日本バンダム級チャンピオンの岩佐亮祐こと◎(11)ハタノヴァンクールです。岩佐亮佑は日本バンダム級チャンピオンに輝きながら、世界へ挑戦するためにタイトルを返上した若きチャレンジャー。ハタノヴァンクールも昨年はジャパンダートダービーを、今年は川崎記念を制し、さらなる高みを目指す同馬は岩佐亮祐と重なります。近3走はGIばかりを使われ8着、2着、1着の成績。前走、前々走は、古豪ワンダーアキュートに先着してのものでレベルの高い内容。特に前々走の東京大賞典では、一度抜かれてからの差し返しという強さ。3走前のJCダートはデキがいまいちな上にスピードが要求される中央の馬場が厳しかった為で、今回は地方のパワーを必要とする馬場と条件は整って います。今後さらなる高みを目指すためにもここでは負けられません。
対抗は偉大な兄たちを持つ亀田3兄弟の三男・亀田和毅こと○(10)ソリタリーキングです。ソリタリーキングもGI9勝を誇るヴァーミリアンや、ダート重賞4勝を挙げているサカラートを兄に持っているところがそっくりです。本馬は成績からわかるように完全なサウスポーです。右回りでも勝利したことはありますが、好走率は断然左回りが良いです。どこからでも競馬が出来る自在性もあり、鞍上は4走前の日本テレビ盃を勝った時の内田博幸騎手と相性も○。昨年のJBCクラシックやJCダート時は若干状態が下降気味だったと思いますが、その時よりも状態は上向いてきており、今回はこの馬本来の走りが出来るでしょう。
▲は昨年の3着馬でリベンジを狙う(3)トーセンルーチェです。前走の金盃では、良化途上の状態で本来のキレはなかったものの、それでもじりじりと伸びて見事1着。今回は1着2回、2着1回、3着2回、4着1回の5着以下なしと相性の良い船橋競馬場で、且つ得意の長距離戦。状態も前走以上で、この馬本来のパワフルなキレのある走りが期待できます。
以下、鞍上が2戦1着1回、2着1回と相性の良い戸崎圭太騎手で、好調が続いている△(13)シーズザゴールドまで。
◎(11)ハタノヴァンクール
○(10)ソリタリーキング
▲(3)トーセンルーチェ
△(13)シーズザゴールド
買い目
【馬単】2点
(11)→(10)(3)
【3連単】4点
(11)→(10)(3)→(10)(3)(13)
※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。