「乃木坂も欅坂も握手券が付いているので、CDの売り上げを伸ばしている分を差し引いても、アイドルグループの中での人気は圧倒的。テレビ番組や、CMスポンサーもこぞって2組のメンバーを起用しています。また、3月にデビューした坂道シリーズの日向坂46には早くもレコ大の新人賞確定の声が。今後、3組は互いにライバル関係になりそうです」(音楽業界関係者)
秋元氏の手掛けたアイドルグループといえば、AKB48グループ。2012年ごろは人気が絶頂だったが、次第に人気が下り坂に。
そして、今年ついに、昨年まで10年連続で開催していた「選抜総選挙」の開催を見送ってしまったのだ。
「開催したところで、年々盛り上がりは下火に。そんな状況になることを見据え、一時期、坂道のメンバーも交えての総選挙が企画された時期があったんですが、『坂道のメンバーばかり上位に入るからやっても意味がない』という結論に達して、実現しなかったようです」(テレビ局関係者)
とはいえ、総選挙が大金を生むシステムであることは、秋元氏や周辺関係者は重々承知。そこで浮上しているのが、坂道シリーズの総選挙だというのだ。
「乃木坂は1期生メンバーがどんどん卒業し、世代交代が急速に進んでいます。おそらく、白石麻衣が卒業後、誰が坂道の“天下”を獲るかが総選挙で争われることになるのでは。その総選挙が真のアイドルナンバー1決定戦になるでしょう」(芸能記者)
48グループのメンバーに加え、トークの弱さが目立つ坂道のメンバーたちだが、総選挙の自己アピールにより、そのあたりも改善できそうだ。