UCC上島珈琲によると、同社の限定缶は博覧会や鉄道開通を記念したものが多く、人気アニメキャラを起用した“エヴァ缶”は異色という。テレビアニメで人気の絶頂にあった1997年、エヴァの庵野秀明監督が作中にUCC缶コーヒーを登場させたのがきっかけで初めて商品化。昨年、映画「エヴァンゲリヲン新劇場版序」公開に合わせて約10年ぶりに計6パターンが復刻販売され話題となった。ファンにはうれしい2年連続の“お宝放出”だ。
今回は綾波レイと惣流・アスカ・ラングレーの2パターンあり、販売員は「2本セットで買う人が圧倒的に多い」と話す。いずれもメイド服姿のデザインのため希少価値が生まれているという。
20本をまとめ買いした茨城県の男性会社員(22)は「重いけれど貴重なお土産になる。モロに『萌え』なデザインには拍手を送りたいですね」と満足げ。20代の女性2人組は「とりあえず買っとけみたいな…」とはしゃぎまくっていた。
フィールズによると、パチンコのエヴァシリーズは1作目から作を追うごとに設置台数を増やし、現在販売中の4作目「CR新世紀エヴァンゲリオン〜使徒、再び〜」は19万台を突破する人気という。その人気ぶりについてフィールズの広報担当者は「年配のパチンコファンが原作に興味を持ち、エヴァのDVDを借りる現象まで起こったほどです。エヴァ缶でまたコンテンツが活性化され、人気が広がればうれしいですね」と話した。
最新デザイン缶には「〜使徒、再び〜」の情報にアクセスできるフィールズ公式携帯サイトのアドレスが記されている。