「もう、断トツで、他の連ドラを大きく引き離しています。シリーズ第4弾ですが、平均視聴率は軽く20%オーバー。このところの連ドラは、なかなか数字を稼ぐことができない中、もはや脱帽するしかありません。“固定客”をガッチリつかんでいると思います」(在京テレビ局ドラマプロデューサー)
“勝因”は、いろいろ考えられる。米倉は、見た目は“大味な女”に見えるが、内面は気配りのよくできるとても繊細な神経の持ち主なのだという。
「大学病院を舞台に、様々な人間模様と医療ミスなどをテーマにした時代性、そして“私、失敗しないので”という決めゼリフを持つ米倉のキャラに視聴者は惹かれていると思われます。もちろん、彼女の白衣の下に魅せるムッチリ太ももが数字につながっているのは間違いない」(芸能ライター)
しかし、好調の要因は他にもあるという。
「決して“天狗”にならない米倉の謙虚な態度がとてもいいんです」(ドラマ制作関係者)
ドラマを引き受ける際、米倉は“脇はベテランでバラエティーに富んだ方”をリクエストしたという。
「主役のキャラクターは変えられないので、マンネリに陥り、飽きられる恐れがあると思ったのです」(同)
そこで、岸部一徳や西田敏行らの“常連メンバー”に加えて、今シリーズから泉ピン子、吉田鋼太郎、知英らをキャスティングしたのだ。
「“渡鬼”のイメージが強いピン子さんでしたが、さすがは名女優。このドラマに新しい風を吹き込んでくれました。米倉の思惑は、見事に当たりましたね」(芸能関係者)
キャスティングだけではない。差し入れにも変化があったという。
「かつてのシリーズでは“1個1万円以上”の焼き肉弁当が話題になりましたが、今シリーズでは質より量。頻度も多くしようと、サンドイッチやまんじゅう、お菓子などに変更したのです。これだとスタッフはもちろんのこと、ボランティアで収録に参加しているエキストラも空き時間に気軽に食べられると考えたからです。彼女ならではの“特別ご奉仕”に大盛況だといいます」(芸能記者)
ブッチギリ『ドクターX』。私、失敗しないので…。ハイッ、確かにおっしゃる通りであります。