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ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、29日) 本紙・橋本はウオッカに◎

 混戦ムードが漂う今年のジャパンCだが、その原因をつくったのは◎ウオッカではないか。
 「この馬の負ける姿を見せたくなかった」と武豊騎手がうなだれていた毎日王冠2着に続き、天皇賞・秋も3着と1番人気を裏切ってしまった。

 嫌な流れを断ち切ることを考えれば、武豊騎手からルメール騎手への乗りかわりは吉と出る公算が大。連敗中とはいえ、実力は衆目が一致して認めるところだ。GI6勝のうち、牡馬混合で4勝と底力はナンバーワン。混戦だからこそ、最も頼りになる存在といえる。

 昨年の天皇賞・秋はダイワスカーレットと歴史に残るデッドヒートの末、レコード勝ち。スカーレットが直後に有馬記念を制したことから、ウオッカの強さがより際立った。これほどの馬だから、調子は変わらないことが一番。三度目の正直を果たす。
 史上初の連覇を目指すスクリーンヒーローが相手。デムーロ騎手とのコンビが復活、ルメール騎手との腕比べは見ものだ。外国馬の中では英国のコンデュイットが不気味。

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