ワグネリアンも東京は2戦2勝で、ダービーも勝って得意なのかもしれません。但し、斤量はサートゥルナーリアとアーモンドアイは56kgなので、ここは、ワグネリアン達にとっては辛い所です。もう、この3頭で良いかなと思いたくなるレースですが、人気3頭が調子が良いという事は少ないです。生き物ですし、ベストな状態で出走させるのは調教師さんの一番の課題で、これに騎手が道案内する時に邪魔が入らないという状況で、やっと勝てるかどうかの熾烈なレースです。
今年のダービーは、角居厩舎の2頭出しで、前と後方の作戦にやられてしまったのですが、サートゥルナーリアが3着に上がった所で、最後は差し替えされて4着だった事を思い出すと、後ろ過ぎただけでは無い気もしますが、前走は、ヴェロックスとワールドプレミア(菊花賞馬)に大差で勝っているので、実力は間違いないです。そうなると、コース適性なのか、偶々ダービーの時は調子が悪かった仮説も作れます。
今年のダービーの反省を踏まえると、やっぱりアーモンドアイの方が有利だと考えますが、サートゥルナーリアは左回りが駄目なのではなく、調子が悪かったのだとしたら、ダービーの逆パターンも有り得ます。天皇賞という大舞台です。あの女傑ジェンティルドンナでさえ2年連続で2着でした。しかも、勝ったのは、毎日王冠組の2、3着馬です。今年で言えばアエロリットです。そして、安田記念では同タイムですが、アーモンドアイに勝っています。敗因は、アーモンドアイが前を塞がれて追い出しが遅れてしまった事だと思いますが、今回も前が塞がれるリスクを考慮すると、大外を回してくると思います。そうなると、これだけのメンバーで、大外を回して一番長い距離を走って勝つのは大変だと思います。そこに前を塞がれるリスク覚悟でワグネリアンが最短距離で回って来たら、ピンチになる筈です。
スワーヴリチャードに騎乗するのは横山典騎手で、先週の菊花賞では16番人気の馬を4着まで持って来て、危うく大穴を開けるパフォーマンスを見せてくれました。調子が上がって来ているので侮れません。天皇賞はGIの中でも更に大舞台ですから、陣営の思惑が激突して入り交じると思います。馬券は堅くても着順は意外な結果を期待しています。
ワイドBOX 2、5、4、14
ワイドBOX 10、6、16