同企画は1月31日から2月28日までの期間限定で、新潟県長岡市の「タニタカフェ」で開催されているものだが、カフェではオリジナルフードやドリンクのほか、限定グッズも販売。中でも「オリジナル缶バッジ」はビジュアルが公開されている12種類のほか、シークレットが4種類あることが発表されていた。
ツイッターでは、シークレット缶バッジがなかなか出ないことなどが報告されていたが、そんな中、フリーマーケットサービスで、あるユーザーが缶バッジを大量に出品していたことが判明。価格は1つ1万2000円ほどに設定されていた。しかし、これについてネット上では、そのユーザーがこれまでヒプマイはじめキャラクターグッズを一切販売していなかったことや、これだけのシークレット缶バッジを集めるには数十万円単位のお金が掛かるのにも関わらず、ノーマルの缶バッジが一切出品されていないことなどが指摘される事態に。シークレット缶バッジは重さが通常と異なるということもあり、「あらかじめ中抜きしたものを店員が購入して流しているのではないか」という、「店員による中抜き説」が浮上してしまった。
疑惑浮上後、イベントをプロデュースしているタニタの子会社・タニタヘルスリンクは4日にツイッターを更新し、「本件、事実確認の上、ツイッター及び専用サイトにて報告いたします。午後長岡へ行ってきます」とツイート。素早い対応に称賛の声が集まっていたものの、8日に公式サイトに掲載された「ヒプノシスマイク×タニタカフェ(長岡)」の販売について」という報告の中では、売上記録や販売個数の齟齬がないといった理由から、「不正行為は認められず、またこれに類する行為の目撃情報も得ることが出来ませんでした」と疑惑を否定。スタッフによる無作為選定制から、整列させた商品を客が選ぶという方式に変更されたものの、根本の解決にはならず、ネットからは「スタッフが重さを図り、選んだ物を購入していたのではないか、という疑問に関して説明していない」「シークレットだけ分けて買えば在庫と販売分や売上で誤差出るわけ無いと思いますけど」といった批判の声が続出している。
しかし、その後、SNS上では、カフェ店員と思われる人物2人が缶バッジの入った袋の重さを感覚で測り、2個所により分けている場面が収められた動画が流出。『ヒプマイ』ファンのタニタへの不信感をさらに煽るものとなっていたが、動画の投稿主は14日になり、投稿を削除。「これ以上タニタさんと関わりたくない」と意味深な言葉を残したため、物議を醸してる。
タニタ側は否定している本件。果たしてファンの不信感が拭われることはあるのだろうか――。
記事内の引用について
タニタヘルスリンク公式ツイッターより https://twitter.com/tanita_thl
タニタヘルスリンク公式サイトより https://www.tanita-thl.co.jp/