魔界の横綱が土俵際。地獄にたたき落とされる寸前にまで追い詰められてしまった。
この日、M軍からのヒットマン第1号に指名された“モンスターK”川田と対戦したボノちゃんだったが、さんざん「栃木の田舎っぺ」とののしってきたツケを払わされる結果になった。
「モンスターKの『K』は栃木の名湯、鬼怒川の『K』。鬼怒川とは鬼のように怒った川田の略だ」と、噴怒の表情をうかべる川田の前に苦しめられたボノちゃん。巨体を生かしたボディースプラッシュや、袈裟固め、肩固めなどの絞め技。さらにはドラゴンスクリューからの足4の字固めと、パパであるグレート・ムタ譲りの連係を試みて奮闘したが、川田の蹴撃の前に万事休す。最後はジャンピングハイや延髄斬りを連発で浴び、モンスターPKで沈められた。
リング上で大の字になったボノちゃん。死刑を宣告している高田総統から「大阪はこんなもんじゃないぞ」とさらなる追い打ち。絶縁した母インリン様からは「醜くて仕方ない。まるでヒキガエルだわ」とののしられた。
インリン様には「うるせぇ!メス豚」と必死の反抗を試みたが、お友達だったはずのマーくんは結局現れず。ギャンブルで全財産をむしり取られ、金の切れ目が縁の切れ目なのか「お友達」マーくんとも音信普通。ボノちゃんは一人ぼっちで崖っぷちに立たされる事態となった。
生後6カ月で大人たちから虐待にも似た制裁を受けるボノちゃん。「ボノちゃんは一人じゃない。ファンの皆さん応援してくれるから、苦しいけど頑張る」。健気に大阪決戦に向けて意気込んだボノちゃんを、今度はボブ・サップが暗闇から現れて強襲。ラリアートをたたき込まれ「ボノ、大阪、ユー、ダイ(死)!ハッハッハッ」と最終死刑宣告までぶっ放され、半失神のままハッスル関係者に抱えられて退場する羽目に…。
仲間、居場所、お友達、金…。すべてを失い、失意のどん底に落とされたボノちゃんが、ついに命の危機に直面。3・20大阪決戦でこのままサップに処刑されるのか。いよいよボノちゃんが死の渕に立たされた。くしくも春場所が行われている大阪の地がボノちゃんの墓場と化す!?