◎ヴィクトワールピサ
○キャプテントゥーレ
▲ミッキードリーム
△キョウエイストーム
△リルダヴァル
△リーチザクラウン
有馬記念を勝ったことで貫禄が増した印象のヴィクトワールピサ。3頭併せで行った最終追い切りでは、相手2頭を置き去りにした。仕掛けてからの反応が鋭く、有馬以降の調整がうまく運んでいるのは間違いない。暮れのグランプリホースが中山記念に出走することはかなり珍しいが、次に目指す舞台が世界トップクラスの集まるドバイWC(2000m)であり、前半からハードな流れが予想される。折り合いが重視された昨秋とは違って質の高いスピードが求められる。今回の中山記念は、先行脚質の馬が揃ってペースが上がりそうなだけにステップレースとしては格好の舞台となるだろう。ブエナを2着に退けたこと、また、3着のトゥザグローリー、5着のトーセンジョーダン、6着のルーラーシップがそれぞれ年明けの伝統ある古馬G2を完勝したことからも、昨年の有馬記念が超の付くハイレベルだったことがわかるだけに、ここで負けることはないだろう。しかも3戦3勝の中山コースだけに鉄板だ。馬券の相手に面白いのが昨秋の天皇賞以来となるキャプテントゥーレ。中山のこの距離はピッタリの条件であり、08年皐月賞馬の意地を見せるような気がする。穴には昨春の毎日杯以来11か月ぶりの実戦となるミッキードリーム。リタイアしたとはいえ強力な4歳世代にあって春までではあるがそこそこ上位に付けていた馬。馬券圏内は十分考えられる。抑えに、キョウエイストーム、リルダヴァル、リーチザクラウンあたりを。
【馬単】流し(9)軸(3)(4)(5)(7)(11)
【3連単】フォーメーション(9)→(3)(7)→(3)(4)(5)(7)(11)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。