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英語の一部が聴取不可 麻生首相 日米首脳会談で恥の上塗り

 麻生太郎首相(68)は25日、“ランチ抜き&共同会見なし”という屈辱的な日米首脳会談を終えて米ワシントンから帰国した。ご本人はなぜか意気揚々。ところが残念なことに、会談で自信たっぷりに話した英語が「聴取不可」とホワイトハウスの公式発言録に記録されていたことが判明。恥の上塗りとなった。

 首相はけさ26日配信の麻生内閣メールマガジン第20号で、オバマ大統領の印象について「信頼を置ける方だと確信しました。オバマ大統領も、私と同じように感じてくれたと思います」などと国民に報告した。ざっくり言えば自画自賛のオンパレード。根拠のない自信に満ちあふれていた。
 「この世界的な経済危機の中で、日本の総理大臣として米国の大統領と対応を話し合う、という責任の重さを感じながらの会談でした。オバマ大統領にとっても、ホワイトハウスでの初めての首脳会談ということもあり、じっと私を見つめ、私の話の一言一言に真剣に耳を傾け、大変真摯な対応をされていたのが印象的でした」とも…。
 しかし、オバマ氏には、麻生氏の一言一言に耳を傾けざるを得ない事情があった。どうやら麻生氏の話す英語がちんぷんかんぷんだったようなのである。

 ホワイトハウス発表の首脳会談発言録では、冒頭の挨拶で麻生氏が話した英語の一部が「聴取不可」とされているという。出だしの「サンキュー・ベリー・マッチ」だけは通じたよう。挨拶後は日本語で話したため大事に至っていないが、オバマ氏はのっけから集中せざるを得ない状況だった。
 麻生氏はオバマ氏の英語を「分かりやすかった」と上機嫌だったという。
 麻生氏は留学経験があることから英会話力には自信を持っていた。会談冒頭で笑顔を見せつつも淡々と歓迎の辞を述べたオバマ氏に対し、麻生氏は高揚感をにじませながら英語で応じた。しかし、結果的には恥の上塗りだった。
 そんなことはつゆ知らず、25日に帰国した麻生氏はなぜか上機嫌。興奮冷めやらぬ同日深夜、官邸に与党幹部を集めて会談の報告をした。急きょ呼ばれたほうは、内閣改造か辞意表明か…と緊張が走った。恐る恐るたずねた公明党の太田昭宏代表に対し、麻生氏は「そんなことではない」と言ってのけたという。

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